27年の締めは高校サッカーで

皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年もFC谷戸二の皆が元気に頑張ってくれると良いなと思います。

さて、昨年のフットボールライフの締めは高校サッカーにしました。場所は少し遠かったのですが横浜のニッパツ三ツ沢球技場です。「もっと傍でも高校サッカーは見れるでしょう?」と、疑問に思う方もいるかもしれませんが、三ツ沢でなくてはならなかったのです。最初の写真を見ても分かるとおりJリーグでもお目にかかれないほどの超満員。対戦カードが素晴らしいのです。写真でもUPしてありますが、1試合目が青森山田高校と大社高校、2試合目が聖和学園高校と野洲高校なんですね。注目は2試合目なのです。個人技を最大限に活用する超攻撃型サッカー、いわゆるセクシーフットボールで彗星のごとく登場して10年前に初優勝を果たした野洲高校と、近年、個人技で試合を組み立てることで一躍有名になった誠和学園。両校とも高校世代の中ではずば抜けたスキルを売りにし、そして多くのサッカーファンを魅了してきただけに、今回初めて実現した対戦カードに、多くのサッカーファンが注目していました。2試合目のキックオフ前には会場への立ち入り規制も敷かれるという事態に・・・

サッカーファンの高まる期待を両チームが気迫で押さえ込むかのように試合は静かに始まりました。立ち上がりから両チーム個人技の応酬、クリアーやロングパスなどほとんど無し。一つ一つのプレーにファンの目が釘付け、驚愕するようなプレーに会場がどよめき、そして、凄いものを見せられたときに出る笑い、驚きの声。色んなサッカーが有りますが、個人技を主体にチーム力をこのレベルまで高めるのは賞賛に値します。本当に横浜まで見に行った甲斐がありました。5枚目の写真が試合前に整列した聖和(左)と野洲(右)で6枚目が聖和の集合写真です。多くのメディアでは聖和の卓越した個人技だけがクローズアップされがちですが、相手からボールを奪う技術や、パスカットを狙う一瞬の判断とダッシュは凄かったです。また、相手に仕掛けるチームメイトを常にフォローするために最適な場所を探して動き続ける運動量も一級品でした。ちなみに聖和贔屓に紹介してしまうのは、三沢のチームに聖和サッカー部出身のチームメイトがいるせいです。

注目の対戦の結果は聖和が7対1という予想だにしない結果になりましたが、個人技勝負の結果がそのまま試合の結果にも出てしまったかなと思います。監督目線で言うと、野洲は相手のストロングポイントをかわす戦術も必要だったでしょう。しかしプライドもあるでしょうし、難しかったのかも知れませんね。

1試合目の方は、単身赴任先でサッカーを楽しませてもらっている青森山田が、2点先制されるも3点を取り返して逆転勝ちという劇的な試合でした。3枚目の写真がキックオフ前、円陣を終えてピッチに広がる青森山田イレブンです。その奥の山田応援団の盛り上がっていました。

2回戦目は聖和と青森山田の対戦です。どちらが勝つのでしょう。個性が強い聖和が頂点に上り詰めるのを期待します。今から楽しみです。

それでは、役員さん、コーチの皆さん、保護者の皆さん、そして選手の子供たち、今年一年が良い年になるようにサッカーを楽しみましょう。

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